大家さんが感じる賃貸経営の先行き不安って?
あなたが賃貸経営をしている、もしくはしてみたいという方であれば
このアンケート結果は必見です。
これは、「オーナーズ・スタイル」という大家さん向けの独立系出版社が
約1000人の大家さんを対象に実施したアンケート調査です。
『大家さんが感じる賃貸経営の先行き感についてのアンケート調査』
~株式会社オーナーズ・スタイル 2015年12月~
1.自身の賃貸経営が10年後や20年後も順調だと思いますか?
2.賃貸経営における今の悩みや将来の不安は何ですか?
出典元はこちら
https://www.atpress.ne.jp/news/110318
1の質問では、「厳しくなる」「少し厳しくなる」と回答した大家さんを合計すると、6割以上の
方が厳しくなると予想しています。また、「何かしらの手を打てば順調」ということは、
「何もしなければ厳しくなる」ということの裏返しですので、それまで含めると9割を超えます。
その「厳しくなる」と回答した原因となる要因が2の質問です。
「空室」と「家賃の下落」
この2つが圧倒的です。人口減少を背景にした賃貸経営の先行き不安が顕著に現われている
結果ですね。鹿児島市でも、人口は減少にも関わらず、相変わらず新築賃貸マンションの供給は
続いています。
さて、9割もの大家さんが「賃貸経営が厳しくなる」と言っていますが、この厳しくなるという
言葉が意味することは何なのでしょうか?それは、
(賃貸)経営が厳しくなる=手元にお金が残りにくくなる
ということを表しています。
手元にお金が残りにくくなることが予想されるので不安だと言うことです。
僕は、管理会社の使命は、大家さんの悩みを解決することだと思います。
目の前に見える「空室」「家賃の下落」というのは、お金が残りにくくなる原因のひとつです。
管理会社の仕事は、大家さんの業務を代行することという守備範囲ではなく、
「どうやって大家さんの手元にお金を残すか?」という解決提案型の仕事へ
変化していくべき時期にきているのではないでしょうか?
このアンケート結果を見て、強く思うことでした。