退去者の声は天の声
賃貸管理を行っていると、入居者の皆さまから様々なご意見をいただきます。実際に暮らしている入居者様こそが一番部屋のことを知っている存在であり、その声の中には、「なるほど!」と気づかされる貴重なものもあります。
特にこの時期は入退去が多く、入居者のリアルな声を聞く貴重な機会でもあります。
今回は、新築当時に学生寮として提供していたお部屋の家具・家電設置を見直した事例をご紹介します。
退去者の声:「学習机やテレビを使わなかった」
当初、このお部屋には学習机やテレビを設置していました。しかし、最近の退去者からは、
・「使わなかったので実家に持ち帰ってました」
・「解体して部屋の隅に置いていた」
といった声が寄せられました。
時代の変化とともに、ライフスタイルも大きく変わり、かつては必需品とされていた学習机よりもシンプルで柔軟な空間を求める方が増えているようです。また、近年ではテレビを見ない若者も増えており、テレビの必要性も薄れつつあるようです。
そこで、管理会社として入居者の最新のニーズを反映し、見直しを行いました。
変更後:「ベッドのみのシンプルな空間へ」
このフィードバックを踏まえ、ベッドのみを設置し、より自由度の高い空間として再募集することにしました。
シンプルなレイアウトにすることで、入居者自身が好みに合わせて空間をカスタマイズしやすくなりました。また、無駄な家具がないことで部屋を広く使えるというメリットもあります。
入居される方のニーズを考え必要な設備を提供することが、数ある賃貸物件から選ばれる第一歩になりそうです。
今後も入居者の声を大切に
賃貸管理においては、「退去者の声は天の声」 だと考えています。今後も入居者のニーズをしっかりと反映し、住みやすいお部屋づくりを目指していきます。
あなたの物件では、入居者の声を活かした改善ができていますか?ぜひ一度、見直してみてはいかがでしょうか。
今回のリニューアルにより、新たな入居者の方々に快適な住空間を提供できれば幸いです!

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