春の引っ越しシーズンが終わった今こそ、入居者分析で"空室対策"の精度を高めよう!
春の繁忙期も終わり、街には新しい生活をスタートさせた方々の姿が見られるようになりました。
賃貸管理会社にとっても、バタバタと駆け抜けた引っ越しシーズンが一段落し、ようやく「次の一手」をじっくりと考えられる時期に入りました。
では、春以降に管理会社が取り組むべきことは何でしょうか?
その答えの一つが「入居者分析」です。
■ なぜ今、入居者分析なのか?
入居者分析とは、「どんな人が、どんな目的でこの物件に住んでいるのか」を可視化すること。
これは、今後の募集戦略やリノベーション、家賃設定の根拠にもなります。
たとえば、下記のような項目を整理するだけでも、大きなヒントが得られます。
・年齢層(20代/30代/ファミリー層…など)
・性別の傾向
・職業(学生/社会人/医療従事者など)
・勤務地・通学先
・入居期間の平均
・退去理由の傾向
これらを整理することで、
「この物件は○○大学の学生に人気」
「30代のシングル女性が多く住んでいる」
といった“ターゲット像”が明確になります。
■ 入居者像を活かして、空室対策をレベルアップ
実際に入居者像が分かれば、それに合わせた空室対策が打てるようになります。
✅ 大学周辺に住む学生向けなら:
インターネット無料
家電付きプラン
✅ 働く単身者が多いなら:
宅配BOX設置
オートロック
駅近・スーパー近くをアピール
✅ ファミリー層なら:
駐車場2台確保
子育てしやすい周辺環境(学校、病院、公園)
音の配慮・1階優先など
■ 実際に行っている分析例
弊社でも、毎年この時期に入居者データを分析し、次の一手を考えるようにしています。
実例を紹介します。
ある物件の入居者分析とターゲット分析を表に纏めたものです。
3月に1部屋退去しましたので、リフォームを行い募集を開始しました。理想の方に入居して頂けるかこれから楽しみです。
■入居者を知ることは、空室を減らす最短ルート
空室対策というと、まず「設備をどうするか」「賃料を下げるか」などが話題になりますが、その前にやるべきことは「誰が住んでいるかを知ること」。
入居者像を見える化することで、設備投資や募集条件の“ズレ”を防ぎ、限られた予算で最大の成果を狙うことができます。
今年の繁忙期の結果を、次の空室対策につなげていきましょう!
\データは、管理のチカラになる。/
あなたの物件には、誰が住んでいますか?
あなたの物件の「理想の入居者像」、今のうちに見つけてみませんか?
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