なぜ「逆ピラミッド型」の組織を目指すのか
ツイン・ビーは、富裕層の顧客に対して不動産資産をお預かりし、適正に管理運営しながら、解決策の提案と実行を行う資産管理(プロパティマネジメント)会社です。
私たちが人事制度を設計する上で最も大切にしているのは、企業理念・ビジョン・ミッションとの一貫性です。
この記事では、当社の人事制度の根幹にある「人事ポリシー」と、なぜ「逆ピラミッド型」の組織を志向するのかについてお伝えします。
人事ポリシーとは何か
「人事ポリシー」とは、ビジョンやミッションを実現するための人事施策を企画・運用していく上での大方針、つまり「企業の、そこで働く人に対する考え方」そのものです。
当社の企業理念は「当社と関わる人々を経済的・精神的に豊かにする」こと。
顧客、入居者、社員、取引先、地域社会――すべてのステークホルダーを「豊かにする」ことを目指しています。この理念との一貫性を持たせるために、私たちは人事制度を設計しています。
働く目的は「つらいこと」ではなく「価値の提供」
企業にとっての売上は、顧客等に提供した価値の総量です。利益は付加価値の総量であり、税金は社会に提供した価値の総量です。
売上や利益は「結果」であって「目的」ではありません。働く目的は、価値の提供=理念の実現です。
仕事にはつらいことややきついこともあります。しかし、それは顧客に代わって私たちが引き受けているから価値があるのです。
顧客から「ありがとう」と言われることが対価として売上になる。だから働く概念は「つらいこと」ではなく、「楽しいこと」「良いこと」「役立つこと」だと私たちは考えています。
Y理論(性善説)を前提とした就業観
当社で共有する就業観は「Y理論(性善説)」です。仕事で心身を使うのは娯楽や休息と同じように自然なことであり、人は自ら進んで責任を取ることを学習する。
もっとも重要な報酬は、自我の欲求や自己実現の欲求の満足である――こうした考え方を前提としています。
「人は金の為に働く」「統制・命令・処罰による脅しが必要」といったX理論(本質説)の就業観は、当社には合いません。
性善説に立つからこそ、社員に自律と裁量を委ね、その行動を正当に評価する制度が必要なのです。
「自ら考えて動く」逆ピラミッド型組織
ピラミッド型は、WHY(なぜやるか)とWHAT(何をするか)をトップが決め、メンバーに指示命令して実行させる組織です。
指示命令が徹底できていれば効率的ですが、「言われたことをきっちりするひと」が向いている組織とも言えます。野球をイメージするとわかりやすいですね。監督がサインを出して、その指示通りに動く。
私たちが目指すのは、逆ピラミッド型です。WHAT(何をするか)やHOW(どのようにやるか)を現場が考える。
WHY(なぜやるか)のみトップが示し、ミドルは現場が動きやすいように支援する。
当社の仕事は、一人で多数の顧客の要望にスピードを持って応えていかなくてはなりません。上司の指示待ちではなく、「自ら考えて動く」ことができる人材が必要です。
逆ピラミッド型の組織には、「自ら考えて動くひと」が向いています。逆に「指示されて動きたい」というひとは、この組織には向きません。
だからこそ、当社では行動指針を制定し、「どのように考え、どのように動くか」の道しるべを共有しています。


