株式会社ツイン・ビー 賃貸事業部
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2017年08月23日
経営・マーケティング

共働きが当たり前の時代到来?!

お笑い芸人の西野亮廣さんが、自作の絵本を大ヒットさせているのをご存知ですか?既に絵本業界では異例とも言える30万部を突破しています。

このマーケティング手法には、賃貸業界も学ぶべきことが多いのでは?

絵本が大ヒットした理由

彼の絵本がヒットした大きな勝因のひとつに、

『絵本をネット上で全て無料公開した』

というのが挙げられます。
全部無料で公開したりなんかしたら売れないでしょう?とあなたも思ったかもしれません。ですが、実際は絵本は大ヒットしました。

その理由は、

絵本を買うのはお母さんだから。

です。

彼は、ネット公開に踏み切った理由をこういっています。

絵本は子供が寝るときにお母さんが読み聞かせするもの。
絵本は2,000円前後と家計では高価なもの。
なので、話のオチ(聞かせたい話かどうか)が分かったものでないと買わない。
でも、今のお母さんは共働きで忙しい
だから、ネット公開することで沢山のお母さんに試し読みをしてもらった。

価値を感じたら、本物の絵本を買ってもらえるはずだと。

いかがですか?自分の商品を買ってくれるだろう顧客のことを真剣に考えていると思いませんか?

下のグラフは、専業主婦世帯と共働き世帯の推移です。

正しく、『今のお母さん達は忙しい』というのが見て取れますね。
1980年と2016年を比較すると、専業主婦世帯と共働き世帯は完全に逆転しています。

2016年で見ると、共働き世帯の割合は

1129万世帯/1793世帯×100=62%に上ります。
実に3世帯中2世帯は共働きと言ってよいほど増えているのです。

仕事と育児に追われているお母さんがいかに増えたのか、こうやってデータで見ると西野さんのコメントにも説得力が増します。

これだけ共働き世帯が増えると、生活パターンは全く変ってしまうでしょう。本屋さんに行って、絵本を立ち読みする時間も惜しいと思っているお母さんを想像するのは難しくありません。

また、2016年4月に執行された「女性活躍推進法」の成立によって、女性の活躍状況や実績などを厚労省への公開が義務付けられるようになりました。

なので、今後もさらに共働き世帯は増えるのではないでしょうか。

新三種の神器って何?

共働き世帯になると生活パターンはどう変わるのでしょうか?
話は変わりますが、1950年代後半、白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫は『三種の神器』と呼び喧伝されていました。

これはあなたもよく知っていると思います。

それでは、現在の多くの家庭が欲しい家電『新三種の神器』をご存知ですか?
とあるマーケティング会社の調査では、

・乾燥機能付き洗濯機
・自動食器洗い機
・ロボット掃除機

の3つが現在の「新三種の神器」だそうです。

この3つの家電製品に共通するキーワードは『時短』です。3つとも家事の負担を減らしてくれる家電ですよね?

これらの家電を利用している方の声を聞いてもそれが見て取れます。

『家事の負担が減った』
『自由になる時間が増えた』
『家事のストレスから解放された』

友人から聞いたのですが、その友人はソファーを購入する際、ロボット掃除機がソファーの下まで掃除ができるように脚の長いものを選択したそうです。もちろん、共働きです。

このように共働きは、家具や家電にも大きな影響を与えています。そう考えると、その器となる賃貸住宅こそ変化しないといけないとは思いませんか?

 

今後の賃貸ファミリー物件に必要なもの

この新三種の神器を見るだけでも、今後の賃貸ファミリー物件に必要なものが見えてくるような気がします。

例えば、

ロボット掃除機が活躍する為には、全ての床がフラットになっているほうが良いですし、開き戸よりは引戸の方が良いでしょう。

また、キッチンには食器洗い乾燥機を置くスペースがあったほうがいいですし、ビルトインタイプが設備になっていたら物件選びの決め手になるかもしれません。

そして、洗面所に入る間口は乾燥機付き洗濯機が入らなければ、物件自体選んでもらえなくなるかもしれません。

思いついただけでも、けっこう出てきますね。

そもそも賃貸ファミリー物件は、2DKや3DKといった旧来の間取りが多いのが現状です。共働きで忙しい世帯にとっては、個室が多いよりも、少ない時間を家族で過すリビングが広い方が好まれる傾向がありますので、今のニーズにはそぐわないですよね。

西野さんは絵本をネットで無料公開して、たくさんの批判を浴びたそうですが、顧客であるお母さんのことを真剣に考え、向き合ったから公開に踏み切り、忙しいお母さん達の共感を得て30万部という大ヒットを記録しました。

なので、これからの賃貸ファミリー物件にも同様に顧客(共働き世帯)にフォーカスしたニーズを満たしてくれる物件があっても良いのではないでしょうか?

今度、新たに受託した3LDKの賃貸マンションに空が出る予定です。築20年を超えていますので、当然「専業主婦世帯」を前提としたマンションです。

閑散期のファミリー物件の空室は、そもそも需要総数が少ないのでどうしても長期空室化してしまう傾向にあります。なので、選んで貰うためには、西野さんのように顧客のニーズを深堀りして、顧客に共感してもらえる何かを見つけなくてはいけません。

リフォーム予算には限りがありますが、少しでも共働き世帯の方が喜んでくれそうな何かに取り組みたいですね。3世帯に2世帯は共働きなのですから・・

西野さんに関する他の記事はこちら
https://twinb.co.jp/page/management/226

顧客にフォーカスする空室対策セミナーはこちら
https://twinb.co.jp/page/view/seminar

この記事を書いた人
田中 祐介 タナカ ユウスケ
田中 祐介
空室率が年々上昇する鹿児島市の賃貸不動産事業では、事業者(オーナー)の「経営力」の差が空室率に直結する時代が訪れました。長年に渡って培った賃貸経営管理(プロパティマネジメント)の知識と経験で全力でオーナーの経営のサポートをいたします。
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