DIYリノベシンポジウムに参加!
先日、DIY・リノベのシンポジウムに参加してきました!
『DIYリノベweekend Kagoshima★シンポジウム2016』
DIY?リノベ?
知っている人・知らない人いるとは思いますが、簡単に言うと
『老朽物件の空間を自らカスタマイズすること』です。
リフォームは古くなったものを新しくする言わば、アンチエイジングですが、
DIY・リノベーションは、古くなったものを生かして個性を作り出すといった感じでしょうか?
数人の方がプレゼンターとして、事例を発表してくれました。
・1Fで日当たりの悪い・古い1Kの賃貸マンションをコミュニティスペースへリノベした事例
・老朽化した一戸建てを購入し、自らDIYで美容室にリノベーションした事例
・福岡で老朽化したビルをリノベーションし『ビンテージビル』という新しい価値観でブランド化した事例
などなど
皆さんに共通した部分は、DIYやリノベーションをしていくプロセスで、周りの人達に共感してもらって、
参加してもらっているということ。
そして、募集も口コミでやって、市場より高い家賃で貸すことができている事実。
高度成長期の大量生産・大量消費の時代は終わり、価値観が多様化して、人々に共感されるものが
受け入れられる時代へと変化しているようです。
また、コミュニティスペースの事例では、
・利用料はお賽銭箱システム(無人) しかも、利用料は3時間500円の低料金
・掃除は利用者にしてもらうシステム
にもかかわらず、ちゃんと料金も払ってくれて、きれいに使ってくれているそう。。。
そして、毎日利用者がいて、しっかり利益も出ているそうです。
これも、オーナーの価値観に共感している人達が集まるからこそ、
お客さんも良い方が集まるんだと思いました。
大手企業が、独自に作って、広告宣伝をバンバン打って、利用料もそれなりだったら、
運営はもっと大変なはずです。
いただいた資料の中に、
「日本の古いビルが価値がないと判断され、入居者がいなくなるのは
30年前に流行った部屋を原状回復の名の下に踏襲してきただけで、
今のニーズに合わせる努力をしなかったから」
という文面がありました。
管理会社で10年仕事をしてきて、たくさんの「原状回復」をしてきた僕にはとても耳の痛い言葉です。
スクラップアンドビルドで成長してきた日本ですが、人口減少で、これからマンションはどんどん余っていきます。
「古いマンションに新しい付加価値を吹き込み、100年市場で生きられるマンションにする」
とても難しい仕事ですが、実際に福岡で成功している事例を見て、
「挑戦してみたくなってしまった。。。」と思い切り共感した僕でした。
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