WBCを観戦して感じた違和感?!
WBCで感じた違和感?!
僕の大好きな野球のワールドカップと言える「WBC」
普段プロ野球は、TV放送もなくなって観る機会もめっきり減ってましたが、WBCだけは早々に仕事を切り上げ、ほぼ全試合観戦。
あなたも知っているように大谷翔平・ダルビッシュ有などのメジャーリーガーを要する侍ジャパンは世界を席巻!
決勝ではアメリカを下し、僕もビールで勝利の美酒を味わうことができました。
とっても大きな感動をくれた侍ジャパン。若い日本人選手の活躍に胸が躍りました。
ただ、試合を観ていて、選手のユニホームの着こなしで1つだけ気になることが・・
それは、『選手の帽子のスタイル』が変化していること。
写真の中でも数名の選手の帽子のつばがまっすぐになっていますよね?
僕は、小学校から大学までずっと野球をしてきましたが、僕らの帽子のかぶり方は、帽子のつばを極限まで曲げるスタイル。
それが、今はつばをまっすぐにしてかぶっている選手が多くいます。
40過ぎのおっさんからみると、なんか違和感を感じてしまうのです。
僕のかっこいい野球選手のイメージと、今の野球選手のかっこよさが変化しているからなのでしょう。
20代の選手の多くがこのかぶりかたをしています。ネットで見てみたら、『フラットキャップ』という言葉まで出てきてどうやらスタンダードになっているようです。
https://gridge.info/article/wear/detail.php?id=447
僕には正直かっこいいとは思えないことが、世間では「お洒落」となっていました。
まさに、「世代間ギャップ」を感じた出来事でした。
僕の方が、知らず知らず世の中の流行からずれてしまっていたのです。
あなたは、帽子のつばがまっすぐなのをおしゃれだと思いましたか?それとも、僕と同様に違和感を感じますか?
大家さんは自分で空室をコーディネートしてはいけない?
実は、この帽子のつばの違和感と同じようなことは仕事の中でもよくあります。
空室に困っていて、相談くださった大家さんとの話。
「田中さん、あまりお金をかけずに、リフォームする方法とかありませんかねぇ。」
「壁クロスや床の色を変えるだけで印象が変わって効果的ですよ。」
「例えば、先日こんな風に壁クロスを変えて募集したら2週間で成約しましたよ。」
と言って、カラークロスを取り入れた写真を大家さんに見せると、
「なんか、奇抜すぎて僕には良いと思えないなぁ。」
との一言が・・・
「白やベージュのクロスの方が清潔感があるし、汚れが目立たないからいいと思うんだけど。」
とあまり前向きではない返事。
僕が帽子のつばがまっすぐなのに違和感を感じるのと同じなのですね。
20代の若い世代には「帽子のつばがまっすぐ」だったり、「カラークロス」だったりするほうがおしゃれなのです。
自宅であれば、大家さんが自分の好みの壁クロスを貼ればよいでしょう。
僕が自分で帽子をかぶるんだったら、つばを曲げれば良いのと同じように。
でも、事業であるからには、顧客に価値を提供しなければなりません。
実際に住むターゲットの世代のお客さんが
「いいなぁ」
「かっこいいなぁ」
「お洒落だなぁ」
って住みたい!思ってもらえなければいけないのです。
この世代間ギャップは、埋めようと思っても中々埋められるものではありません。
大家さんの年齢層は、50代~70代。
入居者さんの年齢層は、20代~30代。
30年以上の世代が違えば、その価値観は全く異なります。
なので、「大家さんが良いと思ったものが入居者さんにとっても良い」とは限らないのです。
既に、人の数より住宅の数のほうが上回っています。
入居者さんに選んでもらう為には、世代間ギャップを理解した上で、ターゲット世代の価値観に合わせたコーディネートが必要なのですね。
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