申込御礼!ぺガサス7
申込御礼!
先日、退去したペガサス7にお申込をいただきました。
たくさんの仲介会社様からのご紹介、ありがとうございました。
モデルルームを作って、1週間での申し込み。
早く申し込みになる為に、設置したにもかかわらず、
「せっかく設置したのに・・・」
という矛盾した気持ちになってしまうほどのスピード申込み!
空室期間19日という、過去最短の成績を残すことができました。
家賃と空室期間のバランス
空室損料を減らす為には、一日でも早く申し込みになるほうがよいのですが、
余りに早くに申し込みになるということは、
値付けの失敗
という面も裏側にははらんでいます。
つまり、安すぎた・もっと高く貸せたのでは?
ということです。
今回の成約金額は45,000円。
4年間入居してくれたとすると、45,000円×48ヶ月=2,160,000円
そこから、今回の空室損料28,500円を引くと
今回の実績は2,131,500円
もし、家賃を1,000円上げて、1ヶ月空室が延びても46,000円で成約できたら
46,000円×48ヶ月=2,208,000円
空室損料28,500円+46,000円=74,500円を引くと
その実績は、2,133,500円
若干ですが、一ヶ月空室期間が延びたとしても1,000円上げたほうが利益は上回ります。
うーん。とっても悩ましいですね。
プロパティマネジメントの仕事は、
資産価値を上げる VS 空室損料を減らす
常にこの2つの戦いです。
でもその答えは永遠に出ません。
なぜなら、不動産は比較ができないからです。
さっきの家賃を上げたとしたら、の話も「たら?れば?」の世界です。
他の商品であれば比較してテストができます。
同じ値段でも色を変えてみて、どっちが売れるか?
値段を変えてみて、どっちが売れるか?
販売金額と販売量でその結果を検証することができますよね?
でも、不動産は比較ができません。
たとえ、同じマンションに2つの空室があっても、階数や日当たりの具合・目の前の建物の状況など、そもそもが異なる商品だからです。全て1点モノの商品なのです。
今回は、モデルルームを作り成功しました。
もしモデルルームを作っていなかったら、空室期間はどのくらいになったのか?
というのも検証のしようがありません。
つまり、モデルルームの付加価値がいくらだったのかは分からないのです。
それでも、
「競合物件の状況を見ながら、管理物件の物件力を冷静に見極め、空室期間を短縮しつつも、できるだけ高く貸すにはどうするか?」
それを、追求するのがプロパティマネジメントの仕事です。
簡単ではないからこそ、面白い仕事だと思っています。
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