株式会社ツイン・ビー 賃貸事業部
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2016年10月21日
ブログ

仕事の効率化で失うもの

11月からスタートする管理物件の空室をご紹介してもらうために、

鹿児島市内の賃貸仲介会社さんへあいさつまわりをしてきました。

 

とある仲介会社さんを訪問したときのこと。

店長さんからとても勉強になるお話を伺うことができました。

 

賃貸仲介会社さんが入居者さんを獲得する為には、まずは広告を出さなくてはいけません。

仲介会社さんはまず、パソコンにある基幹ソフトに物件を登録します。

この基幹ソフトは仲介会社さんによって様々です。

 

物件の住所・家賃等の賃貸条件・間取り図・設備・物件の写真などの情報を登録します。

ひとつの物件でもその情報量は膨大ですので、とても手間暇が掛かります。

 

そして、その基幹ソフトに登録をすると、会社のホームページやスーモ・ホームズ・アットホームなどの

賃貸ポータルサイトに広告が飛ばせるようなシステムになっています。

 

また、来店されたお客さんにもその基幹ソフトに登録された物件の資料をプリントアウトすることができます。

一回の登録で、複数のサイトへの広告掲載や接客業務ができるという

仲介会社さんからすると、この基幹ソフトはとても業務効率の良い優れものです。

 

ところが、その仲介会社さんの店長さんから広告掲載方法について詳しく話を伺うと、

基幹ソフトからポータルサイトへ情報を飛ばさずに、各ポータルサイトにも再度直接登録をしているとの

こと。

 

基幹ソフトへの登録に加えて、3つのポータルサイトに掲載するのであれば、その労力は4倍です。

基幹ソフトから情報を飛ばせば、1回の登録で済むのにとても非効率ですよね。

 

「なぜなんですか?御社の基幹ソフトは情報が飛ばせないのですか?」

と質問すると、

 

「いえ、飛ばせるシステムは当然入っているんですけど、敢えて飛ばしてません。」

「非効率かもしれませんが、登録の作業を何度もすることで、物件の情報や知識が頭に入るので

そうしているんです。」

 

それを聞いて、「なるほどなぁ、立派な仲介会社さんだなぁ。」と感心してしまいました。

あなたがお客さんだとして、こんな質問を営業マンにしたとします。

 

「この物件には、インターネット無料はついていますか?」

 

この質問に対して、

 

「もちろん、ついていますよ。」と即答してくれる営業マン

「ちょっと調べますので、お待ちください。」という営業マン

 

どちらをプロとして信頼しますか?

もちろん、前者ですよね。

 

情報があふれている時代だからこそ、お客さんにたくさんの情報の中から適切な選び方を提案できる。

効率化にばかり目が行って、営業マン自体が情報に溺れてしまっていては、プロとしての提案が

できない。賃貸仲介へのプロ意識が店長さんの話から垣間見えました。

 

僕自身も、管理業務をするのに仕事をどうやって効率化するか?ということばかりが頭にありました。

でも、効率化を追い求めることによって失うものもあるんだ。と改めて考えさせられたのです。

目先の短期的な効率化は、長期的に見たら成長を妨げるものになるんですね。

 

うーん、深いです。それを気づかせてくれた店長さんに感謝、感謝。

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