空室対策の一手!失敗しないアクセントクロスの選び方
部屋にインパクトを与えるアクセントクロス
アクセントクロス。
賃貸の空室対策では、今ではポピュラーな手法の一つとなりました。
アクセントクロスとは、室内の一面だけの壁紙を白ではない色や柄の入った壁紙に張り替えることです。一面だけ別の壁紙なので、その面が「フォーカルポイント」(注視点)となって、部屋の印象を引き立ててくれます。
実は、このフォーカルポイントは昔からあるんです。
例えば、和室の床の間もフォーカルポイントの1つ。掛け軸があって、入った瞬間に目がいきますよね。洋風であれば、暖炉もその1つです。
昔からメリハリのあるインテリアとなるように工夫されているのですね。
アクセントクロスの選び方は?
それでは、どんなアクセントクロスを選べば良いのでしょうか?
1.ターゲットの入居者さんに合わせた色・柄?
2.部屋の建具やフローリングに合わせた色・柄?
空室対策で考えるならば、入居者さんを獲得したい訳ですから、1のターゲットとなる入居者さんに合わせた色柄を選びたくなってしまうのが心情ですよね?
でも、実は正解は2となります。
それは、洋服にしてもインテリアにしても色の原則があるからです。
ひとつひとつの色やデザインがどんなに魅力的でも全体的な統一感が整っていなければ、なんだか落ち着きのない部屋になってしまうんですよね。
僕もアクセントクロスを導入し始めた頃は、この原則を知らずに
「この物件は20代の女性が多いから、このクロスがかわいから気に入るんじゃないか?」
と、事務所でクロスのサンプルだけで選びよく失敗しちゃっていました。
入居申込をいただいた時の条件で、
「アクセントクロスを普通のクロスに戻して欲しい。」
と全否定されたことも・・・かなり凹んでしまった記憶があります。
『北欧系』『ビンテージ』『カリフォルニア風』『カフェ風』『モノトーン』などなど。
実に様々なインテリアテーマがありますが、そもそもの部屋の建具やフローリングの色調と相反するテーマだとちぐはぐになってしまうのですね。
なので、失敗しないアクセントクロスを選ぶためには、
元々の建具やフローリングカラーの色調に合ったテーマを選び、そのトーンに合わせたアクセントクロスをチョイスすることが大切です。
それが、統一感のある洗練された印象を与えてくれるのです。